NDサスペンション(バネ)開発の続き
NDロードスターではこれまであまり日の目の見なかった
ローダウンスプリングの登場や、各ショップ各メーカーさんが
ND専用車高調KITの開発に勤しみ、頑張っています。
既に発表発売となった車高調キットもありますが
その実力や如何に。
ロードスターのかなめとまで言えるサスペンションキット。
当店でもOHLINSプロトタイプでセカンドステップに
突入してますが、当初、メーカーさんが設定して来た
プロトタイプの出来栄えにう大分不満がありました(苦笑
実際お客様が車高調を選ばれる上で気になされるのが
スプリングレートでしょう。
事実OHLINSプロトタイプもFr6㌔ Rr4㌔…
実は最も重要な事はアーム長を含めたサスペンションに
おける前後実効レートの比較が大事である事は
わかってますか?
一般に言われるスプリングレートは、スプリング単体の
レートに過ぎず、車両に取り付けた状態での実効レートとは
異なります。
そこは間違っちゃいけない ^^
正確にその車のスプリングレートを知るにはホイールレートと
いう考え方でレバー比を算出します。
その結果JOYで導き出したホイールレートは
Frが0.59 リアが0.83 でした。
ですので、もう簡単ですよね。
純正ホイール(6.5-16 INSET45)をベースで考えるならば
それがどんな乗り味バランスになるかはおおよそ予想が
付きます。
そこから実際のストローク量なども見ながらテスト走行を
行って、乗り心地やコーナリング特性、ステアフィールなど
細かい箇所を修正する作業に移って行きます。
当然の事ですが、アライメント1つとっても、
デフ有り無しでもバランスは変わるでしょうし、
スタビ有る無しも変わるでしょう。
あ、スタビと言えば
JOYホワイトタイガーND号はリアスタビライザーを
装着しました。
面白い事に、スタビブッシュとスタビライザーが接着され
スタビレートの他ブッシュレートも融合するバネ鋼になって
います。
これもメーカーが意図した事なのでしょうか?
世の中で一番売れているであろうSスぺベースで
サスペンション製作を進行する事に既にシフトしている、
と言う事だけお伝えしておきます。
話が反れましたが(^_^;)
ロードスターのように50:50というバランスのいい車であれば
何処に旋回軸を持ってくる?
最近雑誌で色々な足回りの写真やバネレートを見てますが、
どこのメーカーさんも意外とリア軸に振っている傾向が
ありますがそれってどうなんでしょうか。
当然ここはショップさんやメーカーさんの考え方もあるし、
ホイールのINSETの違いなどもありますから面白いです。
ま、NDは着座位置がリア寄りでフロントタイヤが
前の方にあります。
前後の軸重で片側40㌔ほど違いますから<ここはNA8なんかと
似てる
フロントは結構騙されやすい筈です ^^;
それにステアリングフィールも電動で軽いですし。
と言う事で、OHLINSはまた仕様変更の旅に出掛けるので
ありました(笑
いい脚になって帰って御出で~♪
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